近所のカップルが離婚するようです。
ことの発端は、我々がここサウスカロライナに住み始めたときには、すでに始まっていました。
うちのキッチンのシンクやキッチンカウンターに大きく広がる窓。
その前には、庭の芝生、その向こうには道路、そして、その家があります。
したがって、私が料理するときに、窓の外に目をやると、見たくなくても、その家が丸見えだったのです。
で、話を戻すと、その家には、いつも白人の女性と、黒人の男性が一緒に住んでいました。
とても仲が良さそうで、いつも一緒に買い物に出かけたり、外で一緒にタバコを吸ったり、他にも仲間を数名呼んで、パーティーをしたり、大量にピザをオーダーするのを、よく見かけていました。
今どきは、黒人と白人のカップルも、だいぶめずらしくなくなってきているので、へぇ☆って思っていたんです。
ちなみに全然話したことはありません。
(ここで、私は、道路を挟んでいて遠いので、彼らは出会っても、Hi!とか声をかけてこないんだと思っていましたが、実は単に、彼らは誰にも、隣人には、声をかけられなかっただけなのです。)
クリスマスも年末も、とても楽しそうにやっていて、ときどき黒人男性の弟か、友達みたいな人も、一緒に住んでいるときがありました。
ところが、ある日、その白人女性が、バスケットに真っ白な赤ちゃんを入れて、車に持ち込むをを、見かけたのです。まだ、生まれたての0歳児くらい。
あれっ!?と思いましたが、でも、まぁアメリカでは、未婚の母とか、前の男の子連れとか、しょっちゅうあることなので、まだ、新しいカップルなんだろう、くらいに思っていました。
(日本では考えられませんが、アメリカでは、国内の経済力が強く、物価も安いせいか、ゆきずりの男性の人の子供でも、妊娠したら、「せっかく授かった命だから」 ということで、安易に産む人が多いのです。
信じられない感覚ですが。。。
アメリカに異父兄弟や異母兄弟が、うじゃうじゃいるのは、そのせいです。)
ところが、2月に入って、もう私の中で、とても揺るがせない事実が発覚してしまいました。
今まで見たことのない、新しい白人男性が、家に帰ってきたのです。
どうやら、彼は、長期出張で、ずっと不在にしていたようです。
じゃあ、あの黒人男性は、浮気だったの???
あの生まれたての赤ちゃんも、この人との子供!?!?
エエエ======ッ|||
その白人男性は、とても、堂々としていて、ゆったり家の周りを動き、芝の状態や、壁のレンガの具合をチェックしたりなんかして、どう見ても、旦那様、家の亭主といった雰囲気なのです!!!
もう、超、超、信じられませんでした。
何が起こったのか、さっぱり、当分理解に苦しみました。
だって、ずっと、あの黒人男性と結婚していると、信じていましたから、ええ。。。
その白人男性が、チラリと私を見て、挨拶しかけましたが、あわてて、私は、家のなかに駆け込んでしまいました。
ひどく動揺して、思わず、
「あなたがダンナさんだったんですか?あなたが、あの女の人と結婚してる人ですか?まじで??いやあー、ビックリですよ〜、だって、私はてっきり、あのいつも一緒にいる、黒人の男がダンナさんかと思ってましたから〜。あの人は、じゃあ一体、何ですか?あなたと奥さんの共通のお友達か何かですか?留守番でも頼んでたんですか?」
と、言っちゃいそうだったからです;;;
いやァーーー、ちょっとォ! あのダンナさん、何も知らないんだぁ===|||
気の毒に。。。こっちがひどくドキドキ動揺してしまいました。
これも、いつも、キッチンから風景が見えてしまうからです。。
でも、その白人男性が家に滞在中、例の黒人男性は、まったく見かけない。
これって、やっぱり、浮気にちがいないんだ!って思いました。
もし、やましくなかったり、白人男性の、異父母違いの兄弟とか(彼らの両親がどちらかを養子にとって、兄弟として育った関係) だったら、白人男性も Welcome のはずですもんね。。。
こりゃー、やばいことになってきたゾ!!!!!
その白人男性は、数週間、家で過ごして、また、仕事の都合で、帰ってこなくなりました。
そしたら、また、あの黒人男性が、チョロチョロするようになったのです。
で、また、2週間後くらいして、ダンナが戻ってきたら、また見かけなくなったり。。。
奥さんは、器用なもので、奥さんのように、ちゃんとダンナ様に対しては、振舞っています。
よく、あんなに、べたべたできるな〜と思うほど。。。
で、黒人男性とは、まるで兄弟のように、これまた仲良く振舞っているのです。
それにしても、白人のダンナも、部屋にその黒人男の香水が残っていたり、ちぢれた黒人の短い髪が、ベッドやバスルームに散らばっていたり、服の2、3枚でも残っていそうなのに、まったく気づかなかったら、ちょっとどうかしてるなー。
その奥さん、ダンナがいても、相変わらず、その黒人としょっちゅう電話もしてるっぽいし。。。
私は、だんだん、事実が分かってきて、嫌な気分になってきました。
しかし、そのために、キッチンの窓のブラインドを閉めたら、外の景色が見えなくなるので、料理中がさえないので、なるべく、気にしないようにしようと思いました。
でも、やっぱり、窓の外真正面が、ちょうど、ガレージと玄関に当たり、不愉快でも、どうしても嫌なものが見えてしまいます。
そんなある日、私の家では、朝の4時からおきて、うちのダーリンが仕事に出かける用意をしていました。
特別、早く出なきゃいけない日だったんです。
そして、ついにまた、たまたま、私は、その白人のダンナ様と、黒人男性が、ばったり鉢合わせするところを目撃してしまったのです|||
朝の4時すぎですよ〜〜〜。
ダンナのほうは、きっと、あと数時間遅く帰って来る予定だったのを、たまたま、早めに戻ってこられたんでしょう。
スッと、ガレージに車を入れました。
黒人男性は、ちょうど、去ろうとして、車にエンジンをかけたところ。
白人男性は、さぞ驚いたでしょうね。。。
こんな朝早く、見慣れない車に、黒人の男。
ここってうちのガレージだよな?そう、自分に問いかけたと思います。
その2台の車は、並んでエンジンをかけたまま、しばらく、同じひとつのガレージに止まっていました。
顔はお互いの方を向いています。
やがて、黒人の車は去り、白人のダンナは、車から降りて、家の中へと入っていきました。
ダンナのほうは、肩の力が落ちているようでした。
ちょっとは、異変には気づいていて、「やっぱりなぁ〜」と、思ったのかもしれません。
なんてところを、また私は見てしまったんだっ!と思いましたが、もう、彼らの人間関係は、言い逃れはできないところまで来ている、と分かりました。
それからは、やっぱりその白人のダンナは、ちょっと様子が変になってしまいました。
顔も、ちょっとおどおどした様子で、挙動不審というか、見ていて気の毒な感じです。
信じていた妻に裏切られて、相当ショックが大きかった様子でした。
先々週は、芝を刈っていましたが、刈り終わった後のラインもよれよれ、まるで、ミミズが這ったよう。
精神状態の乱れを表していると思います。
前と違って、歩き方も変でした。
かわいそうに、、、、、
それでもまだ、家の外へ出ては、黒人と電話をつづける奥さんに、電話を切れ!と言いつけるシーンも見かけました。
そして、ここ5日ほど、その奥さんはダンボールをかき集めて、家を出て行く準備をし始めました。
ついに、離婚する様子です。
なんだか、こっちまで悲しくなってくるような光景です。
ガレージは、ごみの山。
ついこないだまで、生き生きと、生活のなかで乗り回されていた、3台の車も、全部、売りに出されて、ON SALE という札が窓に貼られ、廃車も同然、もう死んだようです。
おとといは、そのうちの1台が動かなくなったみたいで、彼女の友人夫婦が牽引して、どこかに運んでいく風景も見かけました。
でも、そのとき奥さんは、大はしゃぎして、とても楽しそうにしていましたケド。。。
そして、今日。ついさっき。。。
ランチを作っていたら、また見てしまいました。
その白人男性と、奥さんが、二人で一緒に、玄関の外の表札を外しているところを;;;
コレには、ちょっと、こちらがグッと胸が熱くなって、涙が出そうになりました。
そして、二人は、お互い、泣きながら、しばしの間、抱きあっていました。
(別に、全然、見たかったわけではないのですが、たまたまタイミングよく、見えてしまいました。御免なさい!!ま、それだけ私がキッチンに立っていることが多い、マメマメしい、真面目な妻だってことかな?)
特に、その白人のダンナのほうが、 目頭を押さえたり、涙をぬぐうシーンが、こたえました。
すっかり片付いてしまった、家。
不用品の山だったガレージも、ガランとして、よけい寂しい感じです。
あの人、やっぱり、本当に出て行くんだ、もう。。。
とっても寂しい気持ちです。
なんで、こんなことが起こってしまったんだろう!?
本当に、どんな昼メロよりも、悲しい。
二人がそろって仲良く、引っ越して行っても、寂しい感じがするのでしょうが、ましてや、片方が、出て行く形の引越しって、見ているだけで、ゾッとするほどおぞましく、とても残念です。
そのダンナ様、とても、奥様のことを愛していらしたのですね。
始終、何回も、何回も、奥さんを抱きしめたり、肩や腕、頭などを、優しくさすっては、最後の別れを惜しまれていました。
『しっかりやれよ。元気でな。気をつけろよ。何かあったら、またすぐ俺に言えよ。俺はいつでも、またすぐ、お前のところに駆けつけるから。俺のことは心配しなくていいぞ。とにかく元気でやれ。』
そんな言葉が、まるでコチラにまで聞こえてきそうでした。
私は、むしょうに悲しみがこみ上げてきてしまいました。
こんなシーン、見たかなかったけど、奥さん、こんなに愛されていて、どうして、浮気をしたんだろう?
それでも出て行くの?考え直せばいいのに。。。
と、何回もおもいました。
絶対、この今のダンナ様といたほうが、彼女は幸せになれると思いました。
二人は、いまでも、一緒にいて、とても絵になっています。
お似合いのカップルです。
奥さん、一時的な感情で、家庭を壊すと、絶対に後悔する、と思いました。。。
けど、あの黒人男性も、絶対、これをただの情事で終わらせるつもりはなかったと思います。
一回、あの白人のダンナ様が帰ってからというもの、私と顔を会わせるたび、いっそう逃げ隠れするようになっていましたが、信念はあるというか、なんか、手放すまいと、必死な様子だったので、今頃、バレてしかり。思うように事が展開した、と、ハッピーにほくそえんでいるのかもしれません。
どうだかなぁ〜〜〜。
あの二人は、今後、幸せになるんでしょうか?
奥さんのほうは、ダンナさんほどまでは悲しくないみたいだけど。。。
あの赤ちゃんはどうなるんだろう?
ついに、こんな隣人事情を、ブログに書き出してしまいましたが、ちょっと、一人で背負うには、荷が重すぎることでしたので。。。
実は、前も、浮気だったと確証したとき、ちょっと書こうと思っていたんですが、ずっと書かずにいました。
私も、もしキッチンの窓の位置がちょっとズレていれば、ここまでタイミングが重なって、すべてを見なくても済んだんだろうに、と思います。
いずれにしても、悲しい、不幸なニュース。
あの白人のダンナさんと、奥さん、それから、黒人の不倫相手。。。
それぞれ、みんなが、正しい選択ができていて、今後、幸せになればいいですね。
3人ともが、これは、単に、新しい人生の始まりの一歩だったと、後で晴れ晴れと、言えるようになりますように☆
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